2013年1月29日火曜日

1月の和菓子は、はなびら餅と雪中梅


今月のお茶のお稽古は、先生が初釜で忙しく、
最終週となりました。

1月のお茶といえば、
はなびら餅

最近は東京の和菓子屋さんにも
お正月のお菓子として店頭で目にする方も多くなりました。

原典は、宮中のおせち料理のひとつで、
お雑煮の替わりだとか。

正式には菱葩餅 (ひしはなびらもち)といいます。
柔らかいお餅(求肥ではなくお餅)に薄くピンクに染めたお餅を重ね、
白みそのあんと柔らかく煮たごぼうを重ねて折りたたんだもの。

京都の菓子匠「川端道喜(かわばたどうき)」さんの
御菱葩」というと、お茶の家元しか予約できないのではないかと
いうほど、知る人ぞ知る有名なお菓子です。

そこで修業されたという
東京富ヶ谷・「京菓子 岬屋」さんのはなびら餅です。
なんでもこれが今年最後だそう。
(特別に炊いたごぼうがもうこれしかない)

先生、エライですね~。

やわらかいお餅と絶妙な甘さのとろりとした白みそあん。
そして、気にならずでも食感をかすかに残し、
香りを感じるごぼう。絶妙な組み合わせです!!!

ただし、この数だけではお稽古にたりないと、
1月から2月のお菓子、
雪中梅(せっちゅうばい)」も
用意してくださいました。


がはなびら餅、右が雪中梅


こちらは、白あんを炊いて紅色に染め、中は黄身あん。
ほろっとした軽い食感とほどよい甘さがすばらしい!!

邪道だとは承知のうえ、
先生にはあきれられながら、許しを乞い、
半分ずついただきました。

上が「はなびら餅」、中央にごぼうが。
手前が「雪中梅」




干菓子も、鶴の薄焼きと、砂糖衣でできた松葉。
こちらもあなどれないおいしいさ。

鶴のデザイン、すてきです。味もおいしいんです。


まだ行ったことのない「岬屋」さん。
今年はどこかで行ってみたいものです。
※ただしフラリとはNG。先生いわく、
 店構えは、小さな何もないようなお店なのです。
 きょうはお菓子はどんなものが用意してあるか、電話で問い合わせ、
 予約しておくことが大切だそうです。

京菓子 岬屋
電話 03-3467-8468
東京都渋谷区富ケ谷2-17-7

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