2012年9月24日月曜日
9月の和菓子は「くず桜」
暑さが続くなか、少し秋めいてきました。
今月のお茶のお稽古のお菓子は、
東京の富ヶ谷にある「岬屋」さんのくず桜。
やわらかいくずと、ほどよい甘さで小豆の香りのする
上品なこしあんが絶妙です。
桜の葉で包んでくず桜というのは、東京の和菓子に多いのだそう。
関西では、桜の葉には包まず、水まんじゅうと呼ぶのが一般的。
そういえば、久しぶりにいただいたくず桜。
江戸っ子で、和菓子が大好きだった祖母が
くず桜や黄身しぐれをよく買ってきてくれたのを
思いだしました。私にとってはなつかしい味でした。
ちなみに東京では水羊羹も桜の葉を添えたものが多いですね。
京菓子では、竹の筒や容器にに入っていたり、
そのまま箱に入っているなどシンプルな感じです。
岬屋さんは、最寄駅は井の頭線の駒場東大前駅ですが、
そこからもちょっと遠くて、ついでに行くのではなく、わざわざ買いに行くお店。
行く時は、電話で予約したほうがいいと思います。
京菓子 岬屋 (きょうがし みさきや)
東京都渋谷区富ケ谷2-17-7
電話03-3467-8468
もう1ついただいたのは
鼈甲羹(べっこうかん)
透明な琥珀色は和三盆の羊羹の中に黒糖の羊羹をちりばめた、
美しいお菓子。夏のお菓子なので、もう来年まで注文はできないかも、です。
これは三重県桑名にある「花之舎(はなのや)」
のものだそう。和菓子はほんとうに全国に名店があります。
美しさに感激するのも、和菓子の魅力ですね~。
花之舎(はなのや)
三重県桑名市南魚町88
電話 0594-22-1320
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