2016年3月5日土曜日

早春の和菓子



2月の最後の週にあった
お茶のお稽古で

あまりにおいしく、美しい和菓子を
用意していただいたので、
ご紹介します。

1つは
京都の銘菓店、
「末富(すえとみ)」ひちぎり



やわらかいよもぎもちに
ピンクにそめたふわったとしたきんとん(餡)、と
中にツヤツヤの粒あんが入っています。

白いのもあって、そちらは
中が白あんでした。

ひちぎりは「引千切」と書いて、
京都では雛祭りのお菓子として
和菓子屋さんに並びます。

子供の幸福を願う公家のお餅として登場したのが始まりだとか。
引きちぎったような形が特長です。

江戸っ子の御雛祭りというと
菱餅にひなあられ、
私は桜餅だと思っていました。

もう1つは
東京で知る人ぞ知る和菓子屋さん
「越後屋若狭(えちごやわかさ)」白梅(しらうめ)



こちらもよもぎ餡のなかに
小豆のこし餡が入っていて、
甘さ控えめの絶妙なおいしさ。

表面の梅の飾りが、
立体的で、とても美しいお菓子です。


さらに干菓子のようでいて半生菓子のようなお菓子。
こちらは、
金沢の銘菓店「吉はし」寒氷(かんごおり)




寒天と砂糖で作られていて、
表面はキメの細かいサクサク感、中はしっとり、寒天の食感。
おいしいんです。お茶席のお菓子として出てきたのですが、
金沢に行けば、おみやげにも喜ばれそう。


どれも、見た目も味もすばらしいお菓子でした!!

季節感にあふれる和菓子の世界、
すてきですね~。

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